2019年5月18日(土)、ハピネスふくちやまにおいて福知山公立大学地域協働型教育研究会研究報告会を開催しました。
本研究会は、地域経営学部の教育、とりわけ「地域協働型教育」の現状について検証し、他大学の先進事例を踏まえ、今後のあるべき姿を描くことを目的に活動してきました。活動の成果をまとめた「福知山公立大学研究紀要別冊第2号」を2019年3月に発刊し、研究会メンバーの本学教員5名が本報告会でそれぞれ発表を行いました。報告テーマは以下のとおりです。
(1)地域協働型教育の意義に関する理論的考察-21世紀を生きるための「学び」という観点から-(江上直樹助教)
(2)地域協働型教育の学修内容に関する理論的考察-福知山公立大学地域経営学部における初年次教育を事例にして-(佐藤充助教)
(3)福知山公立大学における地域協働型教育の現状と課題(杉岡秀紀准教授)
(4)医療福祉経営学科における地域協働型教育(星雅丈准教授)
(5)地域協働型教育における学外施設の役割と課題-福知山公立大学まちかどキャンパス吹風舎での実践から-(谷口知弘教授)
報告会の後半では、コメンテーターとしてご出席いただいた京都産業大学現代社会学部教授/ボランティアセンター長の滋野浩毅氏、信州大学学術研究院総合人間科学系准教授・学長補佐の林靖人氏を交えた意見交換会が行われました。「大学として、組織として動けることは福知山公立大学の強みである」「市民や学生の視点からの考察があればより良かった」等のコメントをいただきました。
当日は市民や企業の方など約50名の方にご参加いただきました。参加者からは「卒業生が地元に定着するために、民間企業と更に協働を進めていくべき」など多数のご意見・ご質問をいただきました。
お忙しい中、同報告会に足をお運びいただいた皆様、ありがとうございました。
当日の様子が両丹日日新聞(2019年5月21日付)に掲載されました。