9月8日から14日の1週間、2018年度の国際交流企画として学生5人と引率教員2人による中国研修を実施しました。
中国四川省の成都近郊の農村と西南交通大学を訪問しました。
研修に参加した学生は、中国における農村振興の先進事例や観光事業を多数視察しました。
今回訪問した成都は、農村の貧困を克服するために特産物の販売や観光産業などの
第三次産業を農業に結びつける「農家楽」の開発で有名な地域であり、中国の先進事例であるだけでなく、
日本の地域振興にも大きなヒントになることから今回の視察調査を企画しました。
中国には目を見張るような産業振興が多数あり、日本では考えられないような規模に
繁栄した農村を視察することができました。
(明月村での中国の学生との記念写真)
学生は先進事例を視察した後、中国の大学生に対して英語で日本の地域問題(少子化、農村の過疎高齢化、
耕作放棄地問題)をプレゼンし、その後双方の地域問題について意見を交換しました。
中国の学生からは、農民工問題、農村の観光地化などについて発表がありました。
意見交換では、若者の地域に対する価値観の問題をはじめ、過疎高齢化問題に対して
外国の移住者を受け入れるか、などについて議論しました。
(英語で発表する本学の学生)
( 発表を聞く日中の学生たち)
さらに、現地の学生と協働で和紙灯篭作りのワークショップを行い、両国の学生が打ち解けた様子は、
今後の交流の進化の可能性を強く感じさせるものでした。
(ワークショップで一緒に和紙灯篭を制作する学生)
(制作した和紙灯篭)
また、訪問先の西南交通大学の教員から地域問題に関する共同研究の提案がなされ、年内にも打ち合わせを進めていく予定です。