2016年4月1日に「障害者差別解消法」が施行され、国公立大学においては障がいのある学生に対する不当な差別的扱いが禁止され、合理的配慮の提供が求められています。
2017年10月11日(水)、障がい学生の支援において様々な取組みを実施されている同志社大学より、学生支援センター障がい学生支援チーフコーディネーターの田坂祥子氏、専任カウンセラーの車戸明子氏の両氏を講師に招聘し、教職員対象のSD研修を実施しました。
研修では、一部「はじめての障がい学生支援~身体障がいの事例を中心に~」(田坂氏)、二部は「障がいのある学生への支援について~精神的な問題のある学生を中心に~」(車戸氏)をテーマとして講義形式で行いました。
一部では合理的配慮を提供する際の条件、同志社大学の支援体制や事例紹介がありました。講義では補助者による通訳のタイミングを考慮する、指示語を避ける、などの留意点について説明があり、「障がい学生と向き合い、対話することで必要な支援が見えてくる」とのお話をいただきました。
二部では発達障がいの学生への支援を中心にご講義いただきました。「ASD、ADHD、SLD、それぞれの特性を踏まえた関わり方が大事。早期発見、早期対応が重要」として、講義や窓口対応での具体的な対応方法についてお話をいただきました。
研修の最後では、教職員からの情報の取り扱いやキャリアサポートに関する質問に回答をいただき、内容の充実した研修となりました。