2025年1月21日(火)、福知山市教育委員会主催の人材育成研修会が福知山市民交流プラザ(福知山市駅前町)で開催され(対象:市教育委員会から推薦された市立小・中学校の主幹教諭、指導教諭、教諭)、学校組織レジリエンスユニット長を務める地域経営学部・福畠真治准教授が登壇しました。
本研修会は、「学校管理職としての学校経営に即応するための意識向上と、資質・能力の一層の向上を図ること」を目的としています。そのため、今回の講義では「変化や危機に柔軟に対応できる学校組織のために」をテーマに掲げ、レジリエンスの視点から「学校経営」を考える機会としました。
講義では、学校現場における理論や事例、現代的な課題と理想、さらに教員の学び方を踏まえながら、「学校組織におけるレジリエンス」について解説しました。特に、「困難を抱える社会・学校」の中で、学校があらゆる危機や変化に対応するためには、「多様性」「ネットワーク・関係性」「冗長性」を備えた「強くしなやかな組織」をめざす必要があることを強調しました。次に、「学校組織のマネジメント」の観点から、マネジメント全体に関する理論や論点を整理し、教員の衛生・動機付け要因を分析。承認意欲の功罪にも触れながら、教員が「働き方」ではなく「働きがい」を持つための業務改善を進めることの重要性を示しました。その成果として、「個人」「集団」「組織」間の「相互作用」や「組織学習」を通じて、即興性や心理的安全性が高められることも強調しました。
講義の後には、個人ワークとして学校管理職の「評価する際の着目点」を題材に、さまざまな観点を記述する演習を実施。記述を支援する補助的な質問例も提示し、自身の思考を「言語化」する力、すなわち「語彙力」や「伝える力(伝達力)」を磨く必要性を明確にするとともに、その手法を提案しました。