2025年2月17日(月)、福知山公立大学STL助成金2024年度成果報告会を本学にて開催しました。
本報告会は、学生の地域活動を大学が助成する「STL助成金」の採択プロジェクトを実施している9団体に対して、1年間の活動成果を報告する場として設けられました。
会場に訪れた教職員や学生の参加者に向けて、各団体から団体概要や目的、本年度の活動内容、今後の課題・展望、収支報告などの説明を行い、その後質問に応じました。
本年度で活動2年目を迎える「KyotoストリートミュージックProject 」は、娯楽の多様化やコロナ禍で音楽の地域コミュニティが減る中、「音楽のまち福知山」をめざし、福知山駅や本学まちかどキャンパス吹風舎にストリートピアノを設置した際の来場者数や、小学生の夏休み期間に実施した子ども楽器体験教室での制作物や感想等について報告しました。
地域の食品ロス削減をめざす「アグリサーキュラーデザインin Fukuchiyama」では、昨年度までの取り組みとして、地元農家が廃棄していた規格外の万願寺とうがらしを活用した飴の制作について触れた後、今年度の実績として、廃棄される予定だった玉ねぎを福知山市や舞鶴市に複数店舗を構える飲食店と連携し、メニューの考案やPOP作成の取り組みを紹介しました。「販路の開拓が今年度の課題で、今回ご縁のあった飲食店の方々との繋がりを大切にしながら、次年度は企画・商品開発に力を入れたい」という言葉で報告が締めくくられました。
会場の参加者からは「今後、突発的に発生する廃棄ロスに対応する仕組みづくりを検討してみてはどうか」と意見があり、次年度に向けたアドバイスが送られました。