第7回地域防災連続セミナー「コミュニティの復興を支援する」を開催しました

2025.01.31

2025年1月24日(金)、本学地域防災研究センター及び地域経営学部・大門大朗研究室の主催により、第7回地域防災連続セミナー「コミュニティの復興を支援する」を市民交流プラザふくちやま(福知山市)で開催しました。当日は、京都大学大学院人間・環境学研究科の永田素彦教授を講師に迎え、被災地における支援と受援の関係についてご講演いただきました。

講演では、永田氏が共同代表を務めた「チーム北リアス」の活動を軸に、東日本大震災の被災地・岩手県野田村で実施された「地域見守り勉強会」「野田村復興応援フィールドツアー」「河合書道教室」の3つの復興支援の取り組みが紹介されました。支援と受援の関係は、長期化や過剰な干渉によって副作用が生じることがあり、被災地住民の主体性を尊重する支援の在り方が重要であることが強調されました。また、関わり方を変えることで新たな交流が生まれたことなど、復興支援の現場で得られた多様な知見が共有されました。

永田氏は、支援と受援の関係は一方的なものではなく、相互に学び合いながら構築していくことが重要であるとし、被災地で得られた知見が今後の防災・復興施策にも活かせる可能性について言及されました。本セミナーは、災害復興に対する理解を深める貴重な機会となりました。

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