第4回地域防災連続セミナー「小さな声の人と取り組む防災・復興とまちづくり」を開催しました

2024.12.23

2024年12月13日(金)、本学地域防災センター及び地域経営学部・大門大朗研究室の主催により、第4回地域防災連続セミナー「小さな声の人と取り組む防災・復興とまちづくり」を市民交流プラザふくちやま(福知山市)で開催しました。今回のセミナーには合計26名が参加しました。

当日は、東北福祉大学総合マネジメント学部教授の石塚裕子氏を講師に迎え、「小さな声の人と取り組む防災・復興とまちづくり」をテーマに講演いただきました。講演では、今後の防災・復興まちづくりにおいてどのような人々を巻き込んでいく必要があるのか、また障害者に対してどのようなアプローチを展開すべきかについてお話しいただきました。

石塚氏は、まちづくりに参加できていない人々や、客体として扱われ主体として認識されていない人々を「小さな声の人」と定義し、これらの人々を防災・復興まちづくりに巻き込む必要性を強調しました。その理由として、日常生活で様々なスティグマを受け、それを乗り越えた経験を持つ人々は、困難な状況においても弱さを共有しながら支え合う力を持っているためだと説明し、「小さな声」は防災・復興まちづくりにとって重要な存在であると述べられました。

また、障害者の防災へのアプローチとして、「小さな声の人によるまちづくり」「まちづくりに防災を織り込む」「楽しい避難」「困り事から考える」の4つが挙げられ、具体的な事例も交えながら語られました。

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