2024 年 12月 16 日(月)、実習科目「国際フィールドワークⅡ」の報告会を本学で実施し、学生が訪問した中国とシンガポールでの活動について発表しました。
本科目では、中国・四川省に2024年9月15日(日)から21日(土)までの間、シンガポールに2024年9月14日(土)から20日(金)までの間、学生が海外実習に赴きました。報告会では、地域経営学部・渋谷節子教授から海外実習に関する概要説明があり、実習に参加した学生たちが学びを報告しました。
地域経営学部・張明軍准教授の引率で中国・四川省に赴いた学生6名は、天星村や鉄牛村、五星村などを訪問し、「塘壩村に訪れた際、30分に1千万円の取引が実施されるという茶葉の競りを見学し、その活気に圧倒された。農薬を使わないことが徹底されており、中国でも無農薬の需要が高まっている」「五星村はここ10年で急成長を遂げており中国国内からの視察も多いが、模倣した3つの村が失敗したという話を聞き、日本においてもその土地や環境に適応させる必要があるだろう」と気付きを述べました。
続いて、渋谷教授の引率で4名の学生がシンガポールのカンポン・グラムや、リトルインディア、チャイナタウン、北海道ASEAN事務所、CLAIRシンガポール事務所などを訪れ、宗教や言語、民族の異なる多文化共生社会について、報告しました。イスラム教において食べることが許された食品や料理である「ハラール」対応のスーパーでは、ハラール食器専用の返却場所があることや、未だに一部は差別や偏見が残っていることなど、多文化民族が共生するための工夫や実態について学びました。
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中国四川省で実習科目「国際フィールドワーク」を実施しました(本学ウェブサイト)