2024年11月6日(水)、京都府立園部高等学校の1年生に向けて「災害時の〝恩送り〟から社会の助け合いを考える」というテーマで地域経営学部・大門大朗准教授が出張講義を行いました。
講演では過去の事例をもとに、災害時に助け合いの輪が広がる現象を「被災地のリレー」として説明しました。助けられた経験が次の災害時の支援につながる日本特有の支援のかたちのことで、〝恩送り〟のバトンをつなぐリレーのことを言います。令和5年の台風7号で福知山市が被害を受けた際、多くのボランティアに助けられた経験を踏まえ、大門准教授をはじめ多くの学生が能登半島地震直後から継続している「被災地のリレー」としての支援活動を紹介しました。
また、近年の調査から、被災経験が増加する一方で支援が届きにくい現状を指摘し、支援の質を高める必要性も訴えました。