2024年10月30日(水)、地域経営学部の「交流居住論」(担当:中尾誠二教授)では、株式会社Lifexiaの飯渕弘成社長をゲスト講師に招聘しました。
講義では「地域の価値最大化を目指したビジネスモデルの構築」をテーマに、コロナ禍で生活スタイルの変化により生じた敏感肌トラブルの現状、スキンケア会社を立ち上げた背景、NEXT産業創造プログラムを経て繋がった京都府立福知山高等学校三和分校との関わり、新しい価値を創造する仕組みなどについてお話しいただきました。
飯渕社長はスキンケア・日用雑貨メーカーを退職された後、産業技術大学院大学で現:地域経営学部の亀井省吾教授と出会い、経営学を学んだ後、スキンケア商品の開発・販売を始められました。また、「NEXT産業創造プログラム(担当:亀井省吾教授)」への参加をきっかけに、福知山の特産物で商品を作りたいと考え、桔梗の根を使った石鹸にたどり着き、桔梗を育てていた京都府立福知山高等学校三和分校との協働が始まり、その後の飛躍的な商品の拡散へと繋がりました。
飯渕社長は「仕事をする中で、上手くいっている時こそリスクの分散を考えて欲しい。世の中のルールが変わった途端に、立ち行かなくなることがある」、「大阪勤務の際に一人で商品を福知山の企業に売りに行ったときは門前払いだったが、今回の桔梗ブランドで社会勉強の一環として高校生たちを伴って商談に行った際は即契約に至った。社会的な価値や開発の背景は非常に大事」と自身の経験からの学びを惜しみなく学生に紹介いただきました。