2024年10月30日(水)、教職員を対象とした著作権に関する研修を実施しました。
研修会には、弁理士法人秀和特許事務所の桝田剛氏、向井秀一氏をお招きし、「大学教職員が知っておくべき著作権制度の概要」をテーマに、著作権制度の意義、著作物、著作者、著作者の権利や制限等についてご紹介いただきました。
説明には所々に事例が用意され、「大学教授3名を編著者として、複数の研究者の論文を集めて出版社が出版した論文集があった場合、誰に著作権があるか」や「講義で漫画の1コマを抜き出し、セリフを入れ替え模造紙に掲載した場合はどうなるか」など、大学でも起こり得そうな場面に、一同は解説に聞き入っていました。
セミナー終了後の質疑応答では、「海外の論文や文献の図形を引用する場合、図形を表す言語の翻訳については権利の侵害に当たるのか」や「生成AIが回答した内容の著作権はどうなるのか、現時点でどういう議論がなされているのか」などの複数の質問が飛び交いました。
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