地域経営学部の科目「地域経営学特別講義Ⅰ（北近畿の地域創生Ⅰ）」（担当：杉岡秀紀准教授）では、北近畿地域内の首長や副首長、第一線で活躍されるキーパーソンにご登壇いただき、それぞれの立場から地域創生の取組みの現状や課題についてご講義いただいております。

2024年10月28日（月）の講義では、「広報ふくちやま」を全国1位の広報紙に押し上げた福知山市秘書広報課の吉良恭蔵氏をお迎えし、「広報ふくちやま」や公式タグ「＃いがいと福知山」、ふるさと納税などの実例を交えながら、「広報とは何か」「市役所における広報の役割」についてお話しいただきました。

吉良氏は、「だれかになにか行動してほしいから〝広報〟するのであって、相手に伝わってこそ意味のある情報発信となる」と強調し、そのために意識すべきポイントとして「ターゲット、タイミング、ツール、メッセージ（表現）」を挙げました。講義後の質疑応答では、広報や市役所の仕事に関心のある学生に向けて「広報の要は、どれだけ多くの引き出しを持っているかにかかっている。日々のニュースや出来事に敏感であることが引き出しを増やす」とアドバイスがあり、これを受けた杉岡准教授は「時間とお金を交換するだけの仕事にとどまらず、スペシャリストを目指せるよう、学生時代からさまざまなことにアンテナを向けるべきだ」と話しました。

この講義では、今後も北近畿地域内で活躍される下記のゲスト講師の方々にご登壇いただき、北近畿地域の地域創生に関する学びを深めていきます。

ゲスト講師一覧