2024年10月17日(木)、社会福祉法人大江福祉会が運営する大江作業所(福知山市大江町)の丸田所長をお招きし、地域経営学部・張明軍准教授のゼミ生を対象とした講義と意見交換会を実施しました。
講義では、作業所の設立経緯や「京都中丹いちおし商品」である「ほろほろくっきい」の商品開発、パッケージ改善の取り組みについて、丸田所長より詳しくご説明いただきました。また、「ほろほろくっきい」の販売戦略について、これまで出展調査を経験してきたゼミ生たちと活発な意見交換が行われました。議論を通じて、商品を手作業で丁寧に製造している一方で、いかにお客様に興味を持ってもらい、実際に手に取ってもらうかといった課題が残されていることが共通の認識として浮かび上がりました。特に、販売時のキャッチフレーズの設定に関して、所長とゼミ生たちの意見が交わされました。
講義の最後には、丸田所長のご厚意により、大江作業所で製造されている人気商品の試食会が行われ、ゼミ生たちはパッケージとともに改良された商品の味を体験しました。
今回の講義を通じて、ゼミ生たちは大江作業所の事業展開や「ほろほろくっきい」をはじめとする商品の意義について理解を深めることができました。この学びを活かし、「ほろほろくっきい」のPR活動や、大江作業所を含む中丹地域の食品産業の発展に貢献できるよう、今後も取り組んでまいります。