2024年10月10日(木)、地域経営学部の演習科目「地域経営演習Ⅱ-A」(担当:亀井 省吾教授・張明軍准教授)の一環で、株式会社Season(福知山市三和町)を訪問し、「三和町の農業ビジネスを学ぶ」をテーマにフィールドワークを行いました。
同社の久保世智社長によるゲスト講義では、移住後の起業に至るまでの経緯や、万願寺とうがらしや三和ぶどうを活かした農業ビジネスの魅力についての説明がありました。久保社長は、地域資源を最大限に活かしながら、未来へ繋ぐ農業の重要性を強調され、学生たちにとって「地域に根差した農業」の魅力を感じる貴重な機会となりました。
続いて、同社と連携して実施している本学のSTL助成金採択プロジェクト「アグリサーキュラーデザインin Fukuchiyama」のメンバーが、「規格外万願寺とうがらしを利用した『万願成就あめ』の商品開発」について発表しました。講義の最後には、同社がクラウドファンディングを活用して開発した三和ぶどう100%のジュースの試飲会も行われ、農業ビジネスにおける商品の価値や消費者との繋がりの重要性を体感しました。また、久保社長の案内で万願寺とうがらしの栽培ハウスを見学し、栽培や収穫のプロセスについても具体的に理解を深めました。
学生たちは現地での体験を通じて、農業と商品開発の結びつきや地域資源の有効活用について新たな知見を得ることができ、農業の可能性と課題について、より現実的な視点を持つことができました。