第1回地域防災連続セミナー「災害時のリーダーシップについて」を開催しました

2024.10.18

2024年10月11日(金)、本学地域防災研究センター及び本学地域経営学部・大門大朗研究室主催により第1回地域防災連続セミナー「災害時のリーダーシップについて」を市民交流プラザふくちやま(福知山市)で開催しました。

第1回は、中貝宗治氏(前豊岡市長・一般社団法人豊岡アートアクション理事長・福知山公立大学客員教授)に登壇いただき「防災行政とリーダーシップ-2004年台風23号が襲った豊岡市の事例から-」をテーマに、2004年の台風23号によって甚大な被害を受けた豊岡市を基に、当時の円山川の水位と時間経過を示しながら、気象警報発表、災害警戒本部・災害対策本部設置、避難勧告・避難指示発令、堤防決壊による防災行政無線での避難呼びかけなどが説明されました。

その後、平時の備えや直面する危機への対応、救援・復旧・復興への対応について、他の市町の事例を解説しながら解説がありました。

2004年当時、豊岡市長を務めていた中貝氏からは、「判断の遅れは命取りになる。特に初動時の遅れは決定的となるため、何よりもまずトップとして素早い判断をすることが肝心である」、「自然の脅威は突然やってくるので、まず自分の命は自分で守るという気構えを持ち、危険を感じたらまず逃げて欲しい」と台風23号の教訓が伝えられました。

掲載紙
  • 京都新聞 2024年10月24日(木)朝刊16面「地域の災害対応力高めよう」
  • 朝日新聞 2024年10月31日(木)朝刊23面『自治体トップ災害時「判断早く」』

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