大学院1年の小野仁士さんが「エンタテインメントコンピューティング2024」にて表彰されました

2024.09.05

2024年9月2日(月)〜4日(水)、「エンタテインメントコンピューティング(EC)シンポジウム2024」(主催:情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会)が北海道情報大学(北海道江別市)で開催され、大学院1年・小野仁士さん(倉本到ゼミ)が『麻雀配信のためのカメラ自動切り替えシステム』という題目でデモ発表を行い、「レコメンデモ」に選出されました。

ECシンポジウムは、エンタテインメントコンピューティング(EC)に関連する新技術や新たな可能性、ECと人・社会とのかかわりをテーマとした学術会議で、2003年から毎年開催されています。22回目となる今回のシンポジウムは、台風10号の影響が懸念されましたが、「試されるEC」をテーマに、北海道情報大学(北海道江別市)で無事に開催されました。

「レコメンデモ(Re: commend-demo)」は、EC各分野の専門研究者(2024年度は総勢12名)が参加し、デモ発表に対して公開推薦レビューを行う制度です。プログラム委員(PC)による投票制度と連携し、投票理由や推薦理由を言語化して講評を行います。これにより、受賞の透明性が高まるだけでなく、受賞者や学会参加者に、どのような視点が評価されるのかを共有し、EC研究分野の今後の発展や貢献について議論の基盤を築くことを目指しています。

今回は、デモ・ポスター枠に投稿された96件の発表の中から、12件が「レコメンデモ」に選ばれました。最終日である9月4日(水)には、専門委員12名による講評プレゼンテーションと表彰式が行われました。

 

●小野仁士さんの受賞コメント

ECシンポジウム2024において、提案システムのデモ発表をレコメンデモに推薦及び認定いただけたこと、心より嬉しく思います。

本提案は幅広いユーザ層を想定し、低コストでの動作認識による自動化処理を実現することを目的としています。講評では、提案システムがユーザ間の機材格差解消に貢献しうる点や、他のテーブルゲームへの応用可能性について言及いただきました。今後は、今回の発表経験や頂いた助言を基に、より一層研究開発に邁進してまいります。

最後に、ECシンポジウム2024での発表は、研究開発活動に関わってくださった皆様のご尽力により実現したものであります。論文執筆からデモ発表のサポートに至るまで、熱心なご指導をいただいた倉本到先生に感謝の意を表します。
また、福知山公立大学のゼミ生や、他の院生・学部生の皆様にも、複数回にわたり実験にご協力いただきましたこと、心より御礼申し上げます。

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