2024年7月23日(火)~25日(木)のランチタイムに、本学STL採択プロジェクト「アグリサーキュラーデザイン in Fukuchiyama」と地元飲食店「上方人情酒場 ちりとてちん」のコラボ企画により、廃棄予定だった玉ねぎを活用したカレーを100円で提供しています。
経緯
福知山市三和町の畑で大量に育った玉ねぎを収穫できずに困っていた1人の農家さんがおられ、本学学生8人が約4時間かけて800kg全てを収穫しました。元々は収穫できずに廃棄されてしまう予定だった玉ねぎを、何とか地域の方に美味しく食べてもらいたいという想いから、「アグリサーキュラーデザイン in Fukuchiyama」の学生が「上方人情酒場 ちりとてちん」を運営している「なすくらぶ運営事務局(株式会社オフィスヒュート)」にSNSで連絡したことがきっかけで企画が始まりました。
地元飲食店のご厚意
“大量の玉ねぎを買っていただけないか”とSNSで連絡を受けた「なすくらぶ運営事務局」の担当者は、学生に直接会って話を聞き、食品ロスを削減したいという「アグリサーキュラーデザイン in Fukuchiyama」での活動や、食材を使ったレシピの考案などを今後行っていきたい想いを知り、なすくらぶが運営する福知山市・舞鶴市の各店舗で学生が考案した玉ねぎレシピを商品化することに協力しました。各店舗の料理担当者が集まったメニュー提案会を開いて、学生が各店舗の特徴を勘案したメニューについて話合ったり、実際に食材を焼いたり揚げたりして商品を考案しました。学生は各店舗でPOP制作も行うなど、提供に向けて準備に取り掛かっています。
100円カレー
福知山公立大学の近くにある「上方人情酒場 ちりとてちん」では、2024年7月23日(火)~25日(木)、11時~14時までの間、カレー皿を100円で提供しています。1日70食限定で無くなり次第終了となります。初日には地元の高校生やサラリーマン、家族連れなど多くの方が訪れ、店内は大いに賑わっていました。講義の合間に訪れた福知山公立大学の学生たちは、「玉ねぎの甘味が感じられて美味しい」「辛い食べ物は苦手だが、このカレーはとっても美味しい」と勢いよくカレーを平らげていました。
(両丹日日新聞社提供)
掲載紙
両丹日日新聞 2024年7月22日(月)3面「廃棄予定の食材活用100円カレーに」
両丹日日新聞 2024年7月24日(水)3面「廃棄予定のタマネギ 居酒屋メニューで提供 公立大生となすくらぶ食品ロス削減へコラボ」