2024年6月17日(月)、「京都府在宅保健師の会」研修会が京都府国民健康保険団体連合会(京都市)で開催され、地域経営学部・大門大朗准教授が「災害支援の経験から地域防災について学ぶ」と題して講演を行いました。
講演では、避難所やボランティアについて震災直後と2カ月後のそれぞれの課題を取り上げ、避難所の統合や仮設住宅の不足、支援者の受け入れ体制の問題のほか、支援者不足や復旧フェーズからの脱却の難しさについて説明がありました。また、福祉避難所の役割や課題についても言及し、「福祉+避難所」の具体的な問題を実例とともに紹介し、解決策を考えるクロスロード・ワークショップも行いました。
大門准教授は地域防災ついて、災害時の迅速な対応だけでなく、日頃からの備えと地域の協力が不可欠であり、災害関連死を防ぐためにも在宅保健師の担う役割が重要であると強調しました。