「持続可能な社会論」でゲスト講師を招聘しました

2024.06.25

2024年6月20日(木)、「持続可能な社会論」(担当:地域経営学部・大門大朗准教授)で、大阪大学COデザインセンターの松村悠子特任講師をゲストに迎え、ご講義いただきました。

講義では、原子力発電所の現状やリスク、原子力発電所によって生じた放射性廃棄物とその問題について、説明が行われました。

まず、東日本大震災における福島第一原子力発電所の事故を例に、廃炉に向けた取組みと進捗状況、日本国内での原子力発電所の稼働状況について解説があり、原子力発電所の課題として発電所の立地に制約があることや、放射線リスクを受け入れる自治体への交付金等について説明がありました。

続いてもう一つの課題として、放射性廃棄物に関する種類や量、コスト、処理方法についてデータを用いた解説があり、持続可能なエネルギー需給を行う背景で日本や各国がどのように放射性廃棄物を取り扱ってきたか、長崎県対馬市での議論の事例等が紹介されました。

学生たちは講義を通じて、原子力エネルギーのリスクとその管理に対する理解が深まり、科学技術の進歩とその倫理的な使用について考える貴重な機会となりました。

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