2023年8月28日から開始していた本学情報学部・崔童殷准教授(研究代表者)と谷義産業株式会社による共同研究で、本学学生がウェブサイトを構築し公開されました。
「地域の着物産業活性化を目指す若者の感性を活かしたデザインによる効果的なウェブサイトに関する共同研究」として谷義産業株式会社と崔准教授と同学部・山本吉伸教授のゼミ生たちが約半年間に渡って調査や研究を行い、成果を発表しました。
着物離れが進む若者にもっと和装文化の魅力を知ってもらう機会としてウェブサイトを構築し、情報発信することで和装文化の浸透を図ることを目的とした本共同研究では、当時の2年生6人と4年生1人が調査にあたり、まず自分たちが着物の知識をつけるべく企業の方に魅力を教わったり、企業の公式ウェブサイトの現状から若者向けに発信するためのコンテンツについて研究を行いました。
また、SNSを活用した動画も制作され、動画投稿アプリTikTokで振袖の選び方や、着物のコーディネートを紹介し、「着物に関する解説動画が思いのほか閲覧数が高く驚いた」「流行りの音楽を使うと他動画と比べて対象とする若者の閲覧数が上がった」と検証結果を振り返りました。
崔准教授の話によると「制作を手掛けるウェブサイトのコンテンツを充実させるため、ほぼ毎週、企業の元に学生が通って素材写真や動画の撮影、着物の歴史についてインタビュー等をさせていただきました。地道に作り上げた学生のウェブサイトを是非一度みてほしい」と話していました。
学生は「着物を着たのは成人式だけという人もいるかもしれないが、1度きりにするにはあまりにももったいない。どうやったら着物に興味を持ってもらえるかを考え、色々工夫して発信できたのはいい経験になりました」とにこやかに話していました。
関連URL
・谷義産業株式会社と本学のコラボサイト
・共同研究の開始に関する記事(本学ウェブサイト)
掲載紙
京都新聞 2024年5月18日(土)朝刊16面【若者目線で着物PR 福知山公立大生 ウェブサイト作成 与謝野・老舗呉服店】
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