2017年3月21日(火)、京都府北部地域高大接続フォーラムが市民交流プラザふくちやまで開催されました。
本学からは杉岡准教授がコーディネーター、江上助教がパネラーとして参加しました。
このフォーラムは、主体的で能動的な生徒・学生を育成するために、教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、生徒・学生の学修への能動的な取組を促す教授・学習法としての「アクティブラーニング」をキーワードに、高大の取り組み事例の紹介を行い、高校と大学がその垣根を越えて意見交換し、相互理解を深めることを目的としています。
高校は京都府立大江高等学校と京都府立東舞鶴高等学校、大学は龍谷大学と本学が、それぞれのアクティブラーニングに関する取組事例を紹介しました。
アクティブラーニングの効果について、「地域のニーズを授業に取り込むことで地域を学ぶきっかけや、生徒自身が地域に貢献しているということが実感できる」「座学と比較して知識の定着率が高い」「学修意欲の向上に繋がる」などの説明がありました。
その後、発表者がパネラーとなってディスカッションが行われました。
「アクティブラーニングは効果的な学修方法ではあるが、現行の大学入試に必要な学力獲得に繋がらないため、人物にスポットを当てた入試制度が必要」「中学生、高校生、大学生との繋がりを持たせ、双方が成長できる制度作り」「高大接続による高校から大学の7年間を通してのアクティブラーニング」「教員間の交流によるお互いの強みの共有」など様々な意見がなされました。