情報学部・山本吉伸教授のゼミでは、今年度9月より雲原砂防イベント実行委員会との共同研究「情報技術を活用した地域課題解決方策の検討と実践」に取り組んでおり、この度メッセンジャーアプリ「LINE」を活用したシステム「地域応援登録会員システム」を構築しました。
雲原砂防イベント実行委員会が福知山市雲原地区で運用されている、地域に関する様々な情報を発信するためのグループ「雲原ファミリー」の運用方法について、マンパワーとコスト削減を図る改善を行ってほしいとの依頼があり、サービス工学を専門とする山本教授が代表者として本共同研究を進めました。
研究目的
主にウェブサイト上で運用されている「雲原ファミリー」について、登録も容易な会員登録システムを構築し、登録する側も運営団体側も負担感のない仕組みをつくり、地域応援団の獲得・拡大を図ること。
研究内容・成果
主にウェブサイトや職員の手作業により運用されていた「雲原ファミリー」について、その業務負担を軽減させ、より簡単に運用できるよう「LINE」を活用した「地域応援登録会員システム」を構築しました。これにより、QRコードを読み込むだけで簡単に会員登録を行うことができるとともに、タイムリーな情報発信を行うことが可能になりました。また、登録いただいた会員には「会員番号」が割り当てられる仕組みを構築し「LINE」のシステムを利用して独自のプログラムを施すことで、いつでも簡単に会員証を表示できるよう改良しました。
研究成果を受け、雲原砂防イベント実行委員会から「大変省力化でき、即実践しています。次年度においても、引き続き更なるブラッシュアップを行いたいと考えています」とのコメントをいただきました。