「2023年度防災士養成講座」を開講しました

2024.03.05

2024年3月4日(月)から6日(水)までの3日間、本学学生及び教職員を対象とする「2023年度防災士養成講座」を本学で開講しました。

本講座は、自助・共助・協働を原則として、社会の様々な場面で防災力を高める活動を期待されている「防災士」を養成することで、地域コミュニティにおいて活躍・貢献できる人材を輩出することを目的として開講しました。
1・2日目には、災害発生の仕組みや公的機関における災害対策など多岐にわたる講座(全12講座)及びNPO法人日本防災士機構による「防災士資格取得試験」を実施しました。3日目には、応急手当の基礎や心肺蘇生法などについて学ぶ「普通救命講習」を行いました。

1日目(集中講座)

開講に先立ち、水口学地域防災研究センター長から本講座の概要について説明があった後、NPO法人日本防災士会京都支部長にご登壇いただきました。「防災士に期待される活動」をテーマに、家庭・職場・地域などの場面での活躍が期待される防災士の役割・立場、各学校での避難訓練指導や防災研修講義の実施など、防災士が行う様々な活動事例についてお話しいただきました。

その後、京都地方気象台職員による「地震・津波による災害」「気象災害・風水害」「災害関連情報と予報・警報」、本学地域経営学部・大門大朗准教授による「地震・津波への備え」「風水害・土砂災害への備え」と題する講義を実施しました。

2日目(集中講座/防災士資格取得試験)

水口地域防災研究センター長が「被害想定・ハザードマップと避難」をテーマに講義を行った後、福知山市危機管理室長にご登壇いただき「防災士が行う各種訓練 災害図上訓練」と題する講義を行っていただきました。参加者は6班に分かれ、水害や土砂災害発生時に警戒レベルに応じた避難行動や自治体レベルで避難する際の行動指針について議論を行い、地域版防災マップの作成訓練を実施しました。

その後、人と防災未来センターの研究員にご登壇いただき、「自主防災組織の存在と活動について」をテーマに、災害時には自分の身は自分で守ることや、地域住民自らが防災に取り組む重要性についてお話しいただきました。続いて、香川大学創造工学部の教員による「土砂災害」「災害情報の活用と発信」、大門准教授による「災害ボランティア活動」と題する講義を行いました。講義終了後には、防災士資格取得試験を実施し、参加者は2日間で学んだ知識をもとに試験に挑みました。

3日目(普通救命講習)

福知山市消防本部の隊員に、応急手当の基礎知識についてお話しいただいた後、参加者は2教室に分かれ、実技講習を受講しました。福知山市応急手当普及員から、心肺蘇生法、AED(自動体外式除細動器)の使用方法、止血・異物除去法などの救命措置について実技を交えながらご指導いただきました。

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