2024年1月11日（木）、情報学部の講義科目「データ解析ツール」（担当：池野英利教授）では、兵庫県立大学環境人間学部の大橋瑞江教授をゲスト講師に招聘しました。

「森林生態系の地下部における炭素動態の研究」をテーマに、地球環境変動に大きく関わる森林の地下部における炭素動態の解析や、地下部の計測及びそのデータ解析に関する技術についてご紹介いただきました。

様々な土壌の炭素放出量を測る中で、時折数値が高くなる現象についての解説や、地上にできた巨大なアリ塚からの炭素排出量を調べるための計機をどのような条件を基に製作したかなど、写真やデータを用いた説明がありました。

その後質疑応答が行われ、学生から炭素放出量のデータに関する質問や、近隣の山の色の違いについての質問があり、丁寧な回答で応じられました。最後に、池野教授から「気候変動はコントロールが効かないが、そのメカニズムの解明のためにも計測やその技術が必要になる。学生の皆さんには今回の講義から色々なことを学び取ってほしい」というコメントがあり、講義が終了しました。