2023年11月30日(木)、韓国国会国際保健医療フォーラム(Korean Parliamentarian Forum for Global Health)が韓国国会議員会館(ソウル)で開催され、地域経営学部医療福祉経営学科の岡本悦司教授が登壇しました。
国会保健福祉委員会の議員や延世大学校医療法倫理学研究院の研究者ら約30人が参加される中、岡本教授は「日本の老人病院における付添婦廃止と介護専門職の養成」をテーマに、急速な高齢化が進む韓国において、入院患者が自己負担で付添婦を雇用する「付添看護」が政治的な問題となっている現状を受け、岡本教授が医師になった1983年当時に日本において一般的であった「付添看護」が、1996年に全廃されるまでの経緯や、当時11万人いた付添婦を病院雇用化するために行われた様々な政策について、当時の資料をもとに講演しました。
出席された皆様は、介護人材不足に直面する日本において、アジア諸国と協定を結んで外国人介護人の受入れを国際的に推進している現状などについて、熱心に聴講されていました。
(フォーラム集合写真:岡本教授は向かって左から2人目)