2023年5月28日（日）、地域経営学部の講義「地方自治論」「公共政策論」（担当：杉岡秀紀准教授）の一環で、特別公開講座「地域づくりに求められるリーダー論－行政に頼らない「むら」おこし―」を本学で開催し、柳谷自治公民館（鹿児島県）の豊重哲郎館長をゲスト講師に招聘しました。当日は本学学生75人と市民の方18人の合計93人が受講しました。

豊重館長は、人口が300人にも満たない鹿児島県鹿屋市串良町柳谷集落（通称：やねだん）で、サツマイモやトウガラシ栽培、コチュジャンやオリジナル焼酎の開発などの六次産業を進め、行政の補助金に頼らない「全住民参加型の地域づくり」を展開しています。

当日は、人口が300人にも満たない小さな集落がどのようにして年間5,000～6,000人が視察に訪れるまちになったのか、まちを発展させるために必要なリーダーシップなどについて、動画を交えながら情熱的な講義が行われました。講義の最後には学生との質疑応答が行われました。

受講した学生からは「何十年も地域再生を行ってきた豊重さんのお話は力強く、心に響いた。豊重さんには地域をもっとよくしたいという思いを周りの人に思わせる力があると感じた」「豊重さんのユーモアを交えた話術を見習いたいと感じた。心の底から誰かの話をもっと聞きたい！と思ったのは初めてでした」「初めはバラバラだったやねだんを一つにまとめられる豊重さんのリーダーシップが凄いと感じた」などの感想が寄せられました。