本学を支えてくださる皆さまへ
福知山公立大学学友会等資産横領事案のお詫び
福知山公立大学学長 川添信介
このたび本学の専任職員が、すべての学生がメンバーである学生団体学友会と、学生を支援するための保護者を中心とした組織である教育後援会の多額の資金を令和3年に横領していたことが分かりました。本学の学生とその保護者の皆さま、また福知山市民をはじめ本学を支えていただいている皆さまに心よりのお詫びを申し上げます。
この事案の詳細については、本学のホームページで4月18日に公開している「職員の懲戒処分について」をご覧いただきたいと思いますが、この横領行為は職員としての立場を利用したものであり、またその動機もまったく私的な利益のためのものでした。とりわけ、学生を支援する業務にあたっていた職員が、その立場を利用して学生・保護者の皆さまが納入された会費を横領したということは、まことに許しがたいことであり、慎重な調査と検討の結果、本日付で当該職員を懲戒解雇、監督管理の任にあった職員1名を文書訓告の処分としました。懲戒解雇という最も重い処分を行うことは当然のことだと思っております。
また、このような行為を長期にわたって見逃し許してしまったという本学の会計処理体制上の欠陥も認めざるをえません。深く反省いたしております。今回の事案と同様の不正行為が二度と起きないようにするために必要な改善を行うべく、外部委員も含めた会計処理適正化検討委員会を設置し、可能な措置はすぐに実施しながら、最終的な適正化案を本年7月末までに策定することとしました。
本学は公立大学として福知山市や北近畿地域の皆さまに支えていただくことによってはじめて成り立っている大学です。今回の横領事案が皆さまの本学に対する信頼を損なうことになってしまったことに、誠に忸怩たる思いです。二度と同様のことが起きないようにすることをお誓いしつつ、衷心からのお詫びを申し上げます。