去る11月25日、実践演習(キャリア教育演習Ⅱ–D:杉岡准教授)における「小さな拠点調査研究」の一環で、2回生7名が福知山の地域協議会の先駆けとなった「三和地域協議会」を訪問し、ヒアリング調査を行いました。
当日は前半に三和地域協議会の岡部成幸事務局長からの「三和町及び三和地域協議会」のミニ講義があり、後半は事前に送付した質問票をもとに活発な質疑応答が行われました。とりわけ後半では、学生の中に事前に「三和ふれあいフェスタ」に参加してヒアリング調査に臨んだ者もおり、かなり踏み込んだ意見交換をすることができ、岡部事務局長からも「楽しい3時間、あっという間でしたね」とのコメントを頂きました。
調査の結果、小学校区ではなく中学校区にこだわった点や地域公共交通を基軸に事業を組み立てている点に三和地域協議会ならではの特徴があることが分かりました。また、①行政の下請けにはならない、②住民要求の単なるとりまとめ機関にはならない、③行政と対等に協働する(一緒に話し合うテーブルをつくる)、④地域政策、地域の未来にコミットする、という4つのポリシーを貫かれていることに一同感銘を受けました。
今後このゼミでは次回は12月に先進事例調査として、朝来市を訪問予定です。
【文責】杉岡