小山ゼミが京丹後市でフィールドワークを実施しました

2022.06.11

2022年6月11日(土)、地域経営学部の小山元孝教授のゼミでは、学生が地域との関わり方を主体的に考えて行動できるようになることを目的に、京都府京丹後市でフィールドワークを実施しました。

当日は、金刀比羅神社や株式会社吉村商店、roots京丹後市未来チャレンジ交流センター、KISSUIEN Stay & Food、丹後の湯宿ゑびすやを訪問し、以下のとおり地域住民の方々から直接お話を伺いました。

①金刀比羅神社
宮司である脇阪卓爾氏から、藩主京極家との関係やちりめん産業などの地元の歴史について詳しくお話を伺いました。また、近年始まった地域イベント「こまねこまつり」や毎月開催されている「こんぴら手づくり市」など、地域住民主体のイベントで境内が利用されていることも伺いました。
②株式会社吉村商店
創業200年の会社で丹後ちりめんの製造・販売を行っている株式会社吉村商店では、代表的な地場産業である丹後ちりめんの生地を拝見させていただきながら、現在のちりめんの状況などのお話を伺いました。
③roots京丹後市未来チャレンジ交流センター
高校生と地域の方々が集い、新たなチャレンジができる居場所をめざすroots京丹後市未来チャレンジ交流センターでは、相談員の稲本朱珠氏から、地域内外の人々の協力を得て、高校生の居場所作りや、やりたいことを実現させた事例を紹介していただきました。
④KISSUIEN Stay & Food
女将さんである田中智子氏から、2020年が丹後ちりめん創業300年で、東京オリンピックの開催年でもあったことから、これを機に京丹後市をもっとPRするために、保護猫活動をされていた「ねこ会議」の皆様や様々な団体の方とつながって「こまねこまつり」を開催した経緯や今後の意気込みをお聞きしました。
⑤丹後の湯宿ゑびすや
社長である蛭子正之氏と女将さんである蛭子智子氏から、コロナ前後での観光業界の変化や温泉を生かした観光と地域とのつながりについてお話を伺いました。

学生からは「神社には歴史を伝える絵が残されていたり、宮司さん自身が歴史に詳しかったりと、神社が歴史を残し続けているということを実感した」「コロナ禍の旅館は休業や倒産のイメージがあったが、週休2日にすることで経費を削減し、休日には従業員同士のコミュニケーションが生まれるという好循環を生み出していたことに驚いた」などの感想が寄せられました。

今後も小山ゼミでは、地域に入り歴史や文化財を活かした活動や調査・研究に取り組んでいく予定です。

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