小山ゼミが金沢大学と京都府立大学との合同研究会を実施しました

2022.05.21

2022年5月21日(土)、地域経営学部の小山元孝教授のゼミでは金沢大学の林直樹准教授のゼミと京都府立大学の関口達也准教授のゼミを招聘し、合同研究会を実施しました。

当日は小山ゼミの学生4名、林ゼミの学生4名、関口ゼミの学生1名が参加し、「集落が無居住化に至る経緯やその後について現地見学を通して学ぶこと」「異なる分野を専門とする研究者や学生とともに、卒業論文の執筆に向けて研究テーマの設定方法を考えること」を目的に、京都府京丹後市内の無居住化した集落の見学や研究テーマについて考えるワークショップなどを行いました。

無居住化した集落の見学を通して「昭和40年代以降に、丹後半島では多くの集落が消滅したこと」「山内では土地の売渡や、神社や石造の地蔵などの地域の共有物をどのようにして後片付けをしたのか」「丹後町力石の住民は昭和32年の火災によって集落を離れざるを得なかったが、集落消滅60年後に現地に記念碑が建立されたこと」「現在記念碑には小さなポストが設置されており、そこに来訪者が自由にメッセージを記入できるノートが保管されていること」などについて学びを深めました。

ワークショップでは、インスタント研究タイトルゲーム「ハイパーたけのこ」を実施し、多くの情報の中から必要な情報を選択する段階、限定的な情報の中から研究プランをつくる段階を疑似的に体験し、一見すると結びつかないようなキーワードでも視点を変えることにより一つのテーマとして扱えるということを学びました。

学生からは「自分の大学内で議論するだけでは出てこないキーワードが出てきて、新しい選択肢ができた」「車内での会話やワークショップでの議論の際に、他大学の学生の知識量の多さに驚いた」などの感想が寄せられました。

小山ゼミでは今後、集落が辿った歴史や無居住化した集落のその後についての調査・研究に取り組んでいく予定です。

 

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