日本地域政策学会が発行する「日本地域政策研究」(2021年9月第27号)に、地域経営学部の川島典子教授の著書「ソーシャル・キャピタルに着目した包括的支援」の書評(評者:同志社大学 永田祐教授)が紹介されました。
■著書紹介
【タイトル】
『ソーシャル・キャピタルに着目した包括的支援
―結合型SCの「町内会自治会」と橋渡し型SCの「NPO」による介護予防と子育て支援―』
【著者】
川島典子(本学地域経営学部医療福祉経営学科教授)
【内容】
地域共生社会の名の下に、2017年より始まった全世代・全対象型の包括的支援。本書は、この包括的支援における介護予防と子育て支援の方策を量的調査による実証研究と事例研究によって示している。具体的には、「町内会自治会」などの結合型ソーシャル・キャピタルと、「NPO」などの橋渡し型ソーシャル・キャピタルの双方を駆使して介護予防と子育て支援を行えば効果的なのではないか?という仮説を自記式アンケート調査の結果によって検証した。さらに、ソーシャル・キャピタルの地域差に着目した事例研究を都市部・準都市部・農村部ごとに行っている。いまだ緒についたばかりの包括的支援のあり方を行政や社協などの専門職や住民に提示する一冊。
【関連サイト】
晃洋書房