2021年2月20日(土)、地域経営学部による2020年度地域協働型教育成果報告会を開催し、学生が一年間の学びの成果を発表しました。
1年生はグループごとに15分の口頭発表を行いました。「福知山市夜久野町における地域カルテ作成のためのデータ整理および図案の提案」を発表したグループは、地域課題の取り組みには地域の現状把握が不可欠であるとして、国勢調査やjSTAT MAP、Google Mapsの情報を活用して統計データを整理し、地域カルテの作成に向けた原案を提案しました。「万願寺甘とうとの挑戦~今までとこれから~」を発表したグループは、「農業=生産」の固定概念を再定義するためには「擬人」と「萌え化」が有効な要素であるとして、農業における若者へのアプローチ方法を提案しました。その他、交通や空き家問題、廃校の跡地利用、防災、観光、多世代交流、パーキングエリアの新商品開発、社会福祉協議会が直面する地域課題と解決方法など、北近畿地域を主なフィールドとした取り組みは多岐にわたりました。
発表後は異なるクラスからの代表質問やオンラインで参加いただいた地域の方々との意見交換により、更に理解を深めました。発表した学生は「地域での取り組みを通じて、自分たちの声が地域に届くことを実感した」との感想を述べていました。2・3年生はポスターセッションにより活動成果を発表し、上級生の発表を熱心に聞く1年生の姿が印象的でした。
当日の様子が両丹日日新聞(2021年2月24日)に掲載されました。