2020年11月7日(土),8日(日)にオンラインで開催された津田塾大学数学計算機科学研究所オンライン研究集会「非線形波動から可積分系へ」において、渡邉扇之介准教授の研究グループがポスター最優秀賞を受賞しました。
- 学会名 津田塾大学数学計算機科学研究所オンライン研究集会「非線形波動から可積分系へ」 https://sites.google.com/tsuda.ac.jp/nonlinearwaves2020
- 開催日時 2020年11月7日(土),8日(日)
- 受賞名 ポスター最優秀賞
- タイトル 「完全1次保存する3値3近傍ファジーセルオートマトンの収束性」
- 受賞者 西田優樹(同志社大学)、山﨑功貴 (同志社大学)、渡邉扇之介(福知山公立大学)、福田亜希子(芝浦工業大学)、渡邊芳英 (同志社大学)
- 概要
離散モデルとして有名なセルオートマトン(CA)に対して、ある種の連続化を行うことで得られるCAをファジーCAと言います。本研究では、このファジーCAの中でも特殊な保存量をもつものが時間経過によって一定の値に収束するということを示しました。CAは様々な社会モデルのシミュレータとしての応用に関する実験的研究が盛んに行われていますが、演繹的理論の整備が間に合っていませんでした。本研究結果はCAの性質を調べるための1つの数学的な道具を与えるものであり、今後のCAに関する理論の発展とさらなる応用研究の進展に貢献することが期待されます。