本学は、福知山市より委託を受け、令和3年度から「NEXT産業創造プログラム」を実施しています。このプログラムは、起業を目指す方々が短期間で必要な知識やスキルを修得することを目的としています。
令和6年度には新たな取り組みとして、同プログラムの修了者および受講者を対象に、事業拡大に向けての伴走支援を行う起業家支援事業「F-StartUp」を11月より開始します。この事業は、福知山発のスタートアップ企業を育成することを目指しています。
審査を経て、「F-StartUp」における企画運営委託企業およびプログラム参加企業が以下の通り決定しました。
- 「F-StartUp」運営委託企業
- 「F-StartUp」参加企業(コンサル型)
- 「F-StartUp」参加企業(ギャップファンド型)
株式会社Lifexia
株式会社大一設備 飲食事業部 D1cafe
また、F-StartUp事業のハンズオン支援開始を前に、10月10日(木)に本学で「F-StartUp」ロゴデザイン品評会を開催しました。デザイナーによるラフデザイン5点が提示され、本学学生10人、本学教職員5人および福知山市職員2人が参加し、意見交換が行われました。
▲福知山市職員によるF-StartUp事業の説明(左) ロゴデザイン品評会の様子(右)
選定されたロゴデザインは、参加者の意見を反映し、10月末に完成予定です。
「F-StartUp」参加企業の声
- 株式会社Lifexia
- 株式会社大一設備 飲食事業部 D1cafe
- 株式会社Season
「F-StartUp」において、綾部地域の資源である桑を活用したスキンケアブランドの立ち上げを通じて、地域の歴史と文化を次世代へ伝承できるよう取り組みます。地元の農業や企業と連携し、全国の敏感肌に悩む消費者に向けた製品を展開することで、エシカル消費を推進し、地域経済の活性化や観光客誘致を図ります。スキンケアブランドを通じて持続可能な発展を目指し、地域の魅力を広めていきます。
私たちは「F-StartUp」を通じ、Dlcafeを拠点にインクルーシブ社会の実現を目指します。米粉メニューやアレルゲン対応、障がい者や高齢者など、多様なニーズに応えるカフェを運営し、福知山の人々に新しい価値観を提供します。社会的少数派の不便を価値に変え、地域全体が共生できる社会づくりに貢献していきます。
私たちは「F-StartUp」を通じ、福知山市の未利用バイオマス資源を活用し、カーボンマイナスの実現に挑戦します。バイオ炭を使った資源循環型の取り組みで、地域の環境保全と農業の持続可能性を両立させ、2050年カーボンニュートラルに貢献することを目指しています。
地域と共に、持続可能な未来を切り拓き、福知山市を環境に優しいモデル都市へと導くため、全力を尽くしていきます。
報道実績
- 20241021北近畿経済新聞(8面)起業家の支援事業 F-StartUp 福知山公立大が来月から
- 20241023京都新聞 朝刊(地域(丹後中丹)22面)福知山市、起業家育成で新事業 売上や販路拡大後押し