本学では、福知山市から「スマートシティふくちやま生涯学習市民講座「スマホ・タブレット活用初心者講座」」を受託(受託事業代表者:情報学部山本吉伸教授)し、福知山市内各地域公民館(コミセン)でスマートフォンやタブレットなど身近なICT機器の便利な使い方や活用法を学ぶ、生涯学習市民講座を実施しています。2年目の2022年度では、10地域で3つ講座メニューを提供し、計50回の講座(1回2時間)を実施しました。
本講座では、各コースに応じた講習用の教材を準備企画しました。スマートフォンの操作方法は、機種ごとに操作方法が異なるため、docomoらくらくフォン版、auらくらくフォン版、iPhone版、Android版の4通り資料を準備し、各公民館での講座開催に対応できるよう受講者が利用できるWi-Fi環境も準備しました。講座当日は、本学教員及び学生が講師を務め、各会場に数名の学生アシスタントを配置し、受講者への個別質問にきめ細かく対応し、受講者からも講座運営を高く評価していただきました。
委託元の福知山市では、スマートシティふくちやま推進計画において、すべての市民がICT等による利便性の高い社会の中で、安心・安全に暮らし続けることを目標とされています。この計画のもと、「誰一人取り残さない」持続可能でより良い社会を実現するSDGsを実現するため、本学とも連携し、高齢者をはじめとする幅広い世代の方にスマートフォンやタブレットの基本知識・操作を習得していただくことを目的とする「スマホ・タブレット活用初心者講座」を実施されています。
▲公民館を会場に講座開催。スマートフォンの操作方法や機能を本学学生が受講者に説明