本学情報学部の衣川昌宏准教授が、令和6年11月22日(金)と11月29日(金)の2日間にわたり、福知山高校の生徒4名を対象に3Dプリンタ技術の指導を行いました。
講義では、3Dプリンタの基本操作やCADソフトを使用した設計・製図の作成方法についての指導が行われました。
11月22日(金)に実施された第1回目の講義では、高校から持参された3Dプリンタキットの組み立て作業が行われました。衣川准教授が見守る中、4名の高校生たちは試行錯誤を繰り返しながら、パーツを一つひとつ丁寧に組み立てていきました。
プリンタ部分が完成した後は、材料となるフィラメントを設置し、パソコンで専用ソフトを立ち上げてプリンタを動かす作業に進みました。初めて目の前で動き出した3Dプリンタに、生徒たちは興味津々の様子で見入っていました。
講義終了後には、完成した3Dプリンタを高校に持ち帰り、生徒たちは探究活動の一環でフリスビーの形状変化による飛行状況の違いを調べるため、フリスビーの試作に取り組みました。
11月29日(金)に実施された第2回目の講義では、衣川准教授の指導のもと、フリスビーを飛ばす際に用いるカタパルトとギアの作成に取り組みました。
衣川准教授の指導のもと、生徒たちはカタパルトとギアの構造を考察し、自分たちが作りたいデザインをCADソフトでモデリングした後、完成したデータを3Dプリンタで出力しました。
衣川准教授はこれまでの研究で培った専門知識を活かし、操作方法や設計のポイントを丁寧に解説しました。生徒たちは一つひとつの工程を真剣に学びながら、デジタルものづくりの魅力とその可能性を実感していました。この講義は、生徒たちが今後の探究活動を深める上で大いに役立つ内容となりました。