目的
京都府南部および兵庫県南部と比較して、教員研修への参加が難しい北部地域の高校教員に対し、研修の機会を共創するというねらいから福知山市・丹波市・朝来市の三市の高校教員と自治体職員を主たる対象として2018年度より実施してきました。最終的には、高大共通の教育課題について高校教員と大学教員とが共に検討し教育実践の改善を図る教育研究プラットフォームの構築を目指しています。
事業内容
本事業は年2回実施し、各回の内容は基本的に、①高大連携や探究学習に詳しい専門家を招請した講演会と②参加者全員による意見交換の二部構成で開催しています。外部講師に加え、研究会構成メンバーからの話題提供も組み込み、より現場感のある意見交換が行われるよう工夫しています。また研究会構成メンバーの高校との共催事業にすることで会場も高校での開催が実施できるようになるなど協働関係を強めています。2020年度についても例年通り2回開催予定です。
事業実績
- 第1回
- 日程 2020年8月27日
- 講師 荒瀬克己氏(大谷大学文学部教授)
- 参加者 20人
- 第2回
- 日程 2021年2月25日
- 講師 滋野哲秀氏(龍谷大学文学部教授/京都教育大学大学院連合教職実践研究科教授、丹生憲一氏(柏原高校教諭)
- 参加者 16人
事業成果
- 福知山市・丹波市・朝来市の三市を中心とする北近畿管内の高校教員、自治体職員と本学とのネットワークができました。
- 「探究学習」をキーワードに外部の専門家や内部の実践者の話を高大の教員で共有、また意見交換でき、日々の教育活動にフィードバックできました。
- ここでの関係性が文部科学省の「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」(柏原高校・生野高校)や「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)事業」(福知山高校)の採択にも繋がり、より緊密な協働関係ができつつあります。