学生と地域の交流の場づくりに取り組むまちかどキャンパスでは、大学と惇明地区公民館の連携による新たな共同企画として、今夏、おどり連「まちかど連」を結成しました。全国から福知山に集う大学生に、福知山踊を一度は踊って、福知山の風土に触れてほしい、地域のみなさんと一緒に踊って心に残る思い出を作ってほしい、このような考えの下、2023年8月14日(月)と8月25日(金)には、福知山市指定の無形民俗文化財でもある福知山踊を踊りました。
当初は両日ともに、福知山ドッコイセまつりで踊りを披露する予定となっていましたが、8月14日(月)は、台風の影響に伴うまつりの中止を受け、「まちかど連ドッコイセ盆おどり大会」をまちかどキャンパス内で開催し、踊りを通じた大学と地域の交流を行いました。
8月25日(金)は、福知山駅北口公園での総踊りにまちかど連として参加し、学生や惇明地区住民に加えて、子どやお年寄り、地域外の方などとの福知山踊を通じた多世代交流の機会となりました。
(左)まちかどキャンパスでの踊り(右)福知山駅北口公園で総踊りに参加したまちかど連
参加者
- 8月14日(月) 23人(本学:教員1人・学生6人、惇明地区住民9人、地域外7人)
- 8月25日(金) 約25人(大学:教員1人・学生4人、惇明地区住民約20人)
参加学生からの感想(2023年8月14日)
- あいにくの雨で福知山ドッコイセまつりが中止になりましたが、吹風舎で踊ることができてよかったです。昨年度に続き踊るのは2回目で不慣れな部分が多くございましたが、踊りを教えていただく機会を設けてくださったためマスターすることができました。最後の年に楽しめて良かったです。
- 踊りについて、うまく覚えられるか最初は不安がありましたが、地域の方が楽しく、丁寧に教えてくださり、楽しんで踊ることができました。また、たくさんの地域の方と一緒に笑顔でみなさんが楽しんで踊っていて、地域の方に愛されている踊りなんだと実感しました。
- 最初は上手に踊れるか心配でしたが、ベテランの地域の方が優しく且つ熱く踊りを教えてくださり、終始楽しむことができました。大切なのは「楽しく踊ること」だと教えていただき、全員が笑顔で福知山踊を踊れたことは、私にとって良い思い出となりました。
- 私にとって今回が人生で初めての盆おどりでした。そのため、不安が大きかったですが、最後まで楽しく踊りきれてよかったです。練習会があったり、踊りの最中に地域の方が見に来られたりしたことから、地域で親しまれている踊りなんだなと感じました。
参加学生からの感想(2023年8月25日)
- 伝統ある福知山ドッコイセおどりに参加したことで、自分も福知山の一員になれたような感じがして、とても嬉しかったです。思わぬ繋がりもあり、出会いの場となりました。大学を卒業した後も先日のことを思い出せるような良い体験になったと思います。
- 今回、はじめて福知山ドッコイセおどりに参加させていただきました。動きがやや難しい踊りでしたが、練習会と当日での指導もあり、当日は違和感なく場の雰囲気と一体となって踊ることができたと思います。地域の方々と一緒に踊ることが楽しく、僕は90分間休まずに踊ることができました。また、今回ドッコイセ祭りには、福知山の高校やその他の団体、ご当地キャラクターなど、様々な主体が参加しており、とてもにぎわいがあるものになっていたのですが、地域のお祭りは、住んでいる町の歴史や文化を受け継ぐだけでなく、町全体の活気を作っていく上でも重要なことなのだと感じました。
- 福知山踊は手振りが16もあり、手と共に足の動きを覚えることが難しかったです。練習会に参加し、基礎を叩き込んでいただいたこともあり、当日はほとんど間違うことなく楽しんで踊ることができました。団体ごとに踊りに特徴があり、興味深かったです。夏のいい思い出になりました。この踊りが先々まで受け継がれるといいなと思います。
- これまで地域の祭りにこうした形で関わったことがありませんでしたので、新鮮でとても興味深い経験でした。また、練習会や打上げを通し、先輩方や地域の方々と接することができたのが何より嬉しかったです。今回ご指導いただいた福知山踊振興会の方々を始めとし、自分が知らないだけでこの福知山には面白い方が沢山いらっしゃって、色々な活動が行われていることを知る良いきっかけになりました。