令和6年能登半島地震 現地活動報告【第3回】

日程

2月28日(水)~3月1日(金)

参加者

大門准教授、学生2名、水口センター長

活動場所

七尾市中島町拠点

2月28日(水)

  • 小牧拠点を介しての清掃・ゴミ出し作業
  • 豊川拠点での足湯
  • 豊川拠点泊

2月29日(木)

  • 豊川拠点清掃
  • 小牧拠点を介しての活動(学生)
  • 拠点整備(教員)

3月1日(金)

  • 豊川拠点整備
  • 小牧拠点を介しての活動

 

輪島市・七尾市の状況

前回より(2月2日)工事車両(ダンプ)が多く通行している。

  • 被災建物はそのままであるが、被災ゴミが家の付近にだされている(少しづつ整理されている。)
  • 避難所の集約が進んでいる。
  • 各地で仮設住宅が建設中だった。

 

活動内容

小牧拠点を介しての清掃・ゴミ出し作業

  1. 小牧集会所近くのお宅
    ・東北大の学生らの活動に合流。家の中のタンスなどの運び出し
  2. 横田地区のお宅
    ・高齢女性一人のお宅。
    ・木材類(タンス等)、陶器類を1トンダンプに積み込む
    ・1階部は比較的片付けられていたが2階部は足腰が悪いため、ほとんど上がらないのでそのままに。
    ・タンスなどは1月1日のままになっていた。

豊川拠点での足湯

  • 1階和室を利用(テレビの前)
  • 備品については拠点に保管(足湯バケツ3個、柄杓2個、バケツ4台、タオル)
  • 3名の方に入ってもらう。
  1. 高齢のおじいさん:本宅が傾いていて、新しい家の方に倒れかかっているので戻れない、とのこと。
  2. 年配の女性
  3. 年配の女性

豊川拠点泊・拠点整備

調理について

  • 館長に確認の上、片付けがしっかりできていれば使って良いとのこと。

住民のみなさんの状況

  • 夕食もカップラーメン等の方がほとんど。調理されている方はいなかった。朝食(29日)も調理されている方は見かけない
  • 日中の話し相手になる方がいるといいのでは、と七尾市役所の方から
  • 調理室があるが、食事を作っている人はいない。
  • シャワーを使っている人が少ない。少し離れた屋外にある。

拠点整備

  • 豊川分館の拠点整備のための用品調達
  • 七尾市内のホームセンター・家電量販店で
整備
  • 事務用品:プリンターなど
  • 事務備品:パーテーションなど
  • 食事用品:ケトル、カセットコンロなど
  • その他:段ボールベッド5台など
レイアウト
  • 放送室:事務スペースと就寝スペースの2つに分けた
  • 保健室:畳を敷き、その上に段ボールベッドを配置 女性の就寝スペースを想定
必要そうなもの
  • 電子機器:Wi-Fiルーター
  • 事務用品:文具類、ホワイトボード
  • 什器類:棚(毛布、寝袋用など)
  • ゴミ出しをどうするか(今回は福知山に持って帰った)
  • 食事の準備をどうするかなど

 

 

物資の仕分け・配布、足湯など

    • 輪島市から来られている方も
    • 平日だったが午前だけで20名ほどは来ていた
    • 食料品と衣類を持っていく方が多かった印象

 

拠点MTG

七尾市、名古屋市、地域づくり協議会、支援大学(大阪大学、福知山公立大学)

    • 現状確認
    • 避難所ルールの再確認
    • 物資の状況
    • 気になること/わからないこと
    • 今後のスケジュールなど

     

活動報告・まとめ

  • 避難生活が2か月が経過したが、まだ避難所生活が続く見込み。
  • 災害ごみが、これから増えるので分別の効率化が必要
  • 力仕事以外にも、足湯や炊き出しのお手伝い、拠点の運営お手伝い、子どもと遊ぶ・学習支援などのニーズもありそう
  • 各避難所から市役所への送迎が必要(高齢者などが市役所へ申請手続きへ)
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