令和6年能登半島地震 現地活動報告【第2回】

日程

2月10日(土)~2月12日(月)

参加者

中尾教授、大門准教授、学生2名、水口センター長

活動場所

 

2月10日(土)

  • 七尾市 中島小学校
  • 輪島中学校・輪島高校・輪島市内視察
  • 中島林業総合センター・小牧集会所
  • 中島町小牧地区内での支援活動

2月11日(日)

  • 中島林業総合センター・小牧集会所・小牧地区内での支援活動

2月12日(月)

  • 中島林業総合センター・小牧集会所・
    小牧地区内での支援活動

宿泊拠点について
豊川地区の一軒家に宿泊(被災地NGO恊働センターの紹介)

電気は使用可能、水はこの日に復旧したため、まだ、飲めないがトイレは、普通に使用できた。
歩いて10分ほどのところにコンビニあり。商品は整っていたが、トイレは使用できない。(ゴミ箱もない)
神戸大生7人と宿泊

ゴミの分別・集積の状況
  • 和倉の集積場までは30分かかるので、西岸地区の一角でゴミ集積をしていた(地区で準備した 臨時集積場)
  • この日は奈良市のトラック3台で和倉まで運搬していた。
  • 災害ボランティアが集積場の管理・運営をしている。
  • ゴミの分別に時間がかかり、効率的に出せない

活動内容

視察及び支援活動
1日目は学生らと被災状況を視察。2.3日目は七尾市中島町小牧地区内での支援活動。

視察

七尾市 中島小学校(指定避難所)

福知山市危機管理室 小田さんから聞き取り

  • 京都府内自治体職員が支援している。
  • 避難者は体育館で26名(名簿)、実際には15名ぐらい
  • 自衛隊の入浴支援は継続 1日200人ぐらい利用
  • 断水は間もなく解消されるとのこと。
  • 洗濯物はクリーニング業者が行う。
  • 体育館が避難所となっているため、子どもの遊び場が確保できない。(遊びはとなる拠点を計画している。

 

 

輪島市内視察
  • 輪島中学・高校視察 体育館に避難している。
  • 輪島市内視察 朝市、仮設住宅など視察

 

活動①:七尾・小牧集会所着、落ちた瓦の清掃

  • 道路に散乱した瓦の清掃。土のうに入れ移動
  • 1時間程度で一通り活動

活動②:小牧地区・家屋の清掃・ゴミ出し

高齢女性1人のお宅

  • 小屋の中のものの清掃とゴミ出し
  • 台所で生活、寝ているとのこと。料理はできていないそういう気持ちになれないとのこと。炊き出しを調達している。
  • 数日前に体調を崩されて病院にもかかった。
  • 「3時間ほど眠れるようになった」「家が前に傾いているといわれて心配」
  • 12時頃に緊急地震速報がなったので、様子を見に行かせてもらうと、外に出ておられた。揺れはもう収まりましたよ、と声掛け。
  • 「胃が痛い」とおっしゃっていた。

活動③:小牧地区・家屋のゴミ出し

高齢者2人暮らしのお宅

  • 停電しているため、冷蔵庫の中がダメになる。
  • 冷蔵庫そのものも使用できないので外へ出してほしいとの依頼
  • 電気は通電しているが、付近の電柱が傾いているので、電気は使用しないように言われている。

活動④:小牧地区・家屋の清掃・ゴミ出し

高齢女性一人住まいのお宅
家の中は1月1日のまま。小屋の荷物を整理すれば、家の中のものをそちらに出せるため、まずは小屋の片付けを行うゴミ出しは苦労。家は、雨漏りしていた。また、仏壇は魂がまだ出せていない、とのことでブルーシートをかける。西岸コミュニティセンターにずっと避難されていたとのことで片付けができていなかったとのこと。女性ひとりのため、とてもではないが一人でできる片付けの量ではなかった。

地域の男性
「本当にありがたい。僕らも他のところで(災害が)あったら行こうと思うもん。」

小牧集会所・足湯

準備するも来てくれる方はいなかった。拠点には足湯セットあり

活動報告・まとめ

  • 七尾市でも必要とされていることもまだまだある。
  • 災害ごみが、これから増えるので分別の効率化が必要
  • 力仕事以外にも、足湯や炊き出しのお手伝い、拠点の運営お手伝い、子どもと遊ぶ・学習支援などのニーズもありそう
  • 先が見えない復旧(断水解消の目途など)は被災者は疲弊している。
  • 地元自治体職員も被災者
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