日程
2月2日(金)~2月4日(日)
現地活動日 2月3日(土)~2月4日(日)
参加者
大門准教授、水口センター長、大阪大学教授・学生、 NVNADほか
訪問先
2月3日(土)
- 内灘町
- 七尾市 中島小学校
- ミュニティーセンター豊川分館
- 中島林業総合センター・小牧集会所
2月4日(日)
- 中島林業総合センター・小牧集会所
- 輪島中学校
- 輪島高校
- 輪島市 マリンタウン1号(仮設住宅) 輪島市内視察(朝市付近)
- 輪島市 門前町 諸岡公民館(指定避難所)
- 輪島市 門前町 浦上公民館(指定避難所)
視察内容
今後、本学が被災者支援するため、被災の現状を把握するとともに支援拠点となる場所など視察した。
※今回、大阪大学・NVNADが支援拠点づくりをはじめたので、同行させてもらい、その手順など確認した。
内灘町の状況
内灘聖書協会(物資の拠点)
- 能登地震キリスト災害支援会が立ち上がっていた。
輪島市、珠洲市、七尾市での支援を展開している。
七尾市 中島町
中島小学校(指定避難所)
1月1日は約800人が避難した。(教室、体育館)
2月3日 40人が避難(体育館と調理室を使用)
- 断水しているが、電気、ガスは復旧
- 自衛隊による入浴支援 テント風呂
- 各自治体による給水活動、移動トイレ設置
- 大阪大学が生理用品の確認・補充(杉田教授研究室 Mew プロジェクト)
コミュニティーセンター豊川分館
館長から聞き取り1月1日は241名と車中泊とて約300人が避難する。2月3日は7人が避難(要配慮者なし)
- 発電機を使用したが燃料不足になる。石油ストーブをかき集めて使用する。
- 断水しているのでトイレは川の水を使用
- ガスは地下埋設配管のため、使用していない。
- 地元の看護師の感染対策により、インフル、コロナ感染なし。
- 志賀原子力発電所から10㌔圏内
- 名古屋市職員が派遣され支援している。
- 大阪大学が生理用品の確認・補充(杉田教授研究室Mew プロジェクト)
中島林業総合センター・小牧集会所
中島林業総合センター・小牧集会所
被災地NGO恊働センターの活動拠点(関西学院大学頼政先生)
支援物資の配布、炊き出しなど
支援者の宿泊施設としても使用している(常時20人で最大40人)
輪島市 河井町
輪島中学校(指定避難所)
- 体育館に約100人が避難、大阪府職員が派遣されていた。
- 内壁落下防止ネットが設置されていた。
- 自衛隊による入浴支援
- 移動トイレ支援(車いす可能)
輪島高校(指定避難所)
- 体育館に約60人が避難している。
- 長野県職員が派遣されている。
- 2月13日から学校再開のため、避難者は体育館へ
- 大阪大学が生理用品の確認・補充(杉田教授研究室 Mew プロジェクト)
輪島市 マリンタウン1号団地
輪島市仮設住宅(キリコ会館付近)
海辺の近くで、18戸完成していた。満室ではなかったようである。
また、20基ほどの基礎だけが完成していた。仮設住宅は横長の設計で、スロープ付き
輪島市 門前町
諸岡公民館(指定避難所)
館長から聞き取り
- 避難者数は25人
- コロナ感染者は別館集会所へ
- 例年より雪が少ない。
- 断水しているが、電気は大丈夫
- 入浴施設を設営(近くのダムから)
- 洗濯機も複数設置してある。
- 3食すべて炊き出し(外部団体も)
- 避難所運営でのリーターがいる。
- 過去からの地震の経験が生かされている。(避難所運営など)
- 地域から2次避難の希望者はない。
浦上公民館(指定避難所)
館長から聞き取り
- 避難者は約70人 ピークは170人(ビニールハウスも使用)
- お正月で帰省していた若者で避難所開設できた。
- 最初の3日間はお餅でしのいだ。
- 1月1日の避難者は60人で1月2日は120人なる。
- インフル患者は、別棟倉庫を利用した。(約20人)
- 炊き出しはしているが、3食の炊き出しは難しい。(地域の方の負担が大きい 疲弊している)
活動報告・まとめ
震災から1か月経過するが、被災建物は手つかずのままのものが多く、がれき撤去する住民やボランティアの姿はほとんど見られない。
- 避難所運営はリーダー的存在がいるところはうまくいっている。
- 地域コミュニティーができているところもうまく運営している。
- リーダーの役割が多いため負担が・・役割分担が必要
- 断水が一番苦労している。特にトイレ、入浴など