地域協働型教育研究

特色

地域協働型教育研究とは、本学のカリキュラムの中で、学生が学外の様々な方々と交流をしながら、地域社会が抱えている課題とリアルに向き合う教育活動を指します。
活動地域は、福知山市を中心として北近畿全域に広げ、地域との「協働」という手法を用いながら、持続可能な地域社会の実現に貢献できる「実践」的能力を育成することを目的としています。
その取り組みが中途半端に終わらないようにするために、カリキュラムや時間割上でもフィールドワークの時間が十分に確保できるように工夫し、1年次より地域の課題と向き合う演習科目を開講しています。
学生はこの学びの中で、地域に存在する資源を学びの糧として成長し、身につけた力を地域に還元し、地域が抱える課題に取り組んでいきます。

活動事例

福知山市夜久野町における地域カルテ作成のためのデータ整理および図案の提案

福知山市夜久野町が抱える地域の課題をさぐる 福知山市夜久野町が抱える地域の課題をさぐる

地域課題に取り組むためには、一律の施策を実施するだけでなく、地域の現状を見据えたきめ細やかな取り組みが不可欠とされています。そこで、福知山市夜久野町を対象に、本地域に関連する統計データを整理するとともに、地域の現状を把握するための「地域カルテ」作成に向けた原案について提案しました。なお、統計データの整理にあたっては、国勢調査における小地域別データ、jSTAT MAP、Google Mapsの各スポットの情報を活用しました。

コロナ禍でつながりをつくる試み~大正地区公民館「つながる広報プロジェクト」への参画

観光地経営の観点から海の京都観光圏を考える 観光地経営の観点から海の京都観光圏を考える

本学が位置する大正小学校区の大正地区公民館の広報委員会と協働し地域の問題解決を試みる実験的活動として「つながる広報プロジェクト」に参画しました。
大正地区の新住民が地域への関心や住民と関わりを持ちにくいとの問題に注目し、SNSを活用して新住民のあらたな繋がりを生み出す試みを実践しました。具体的には、大正地区のおもしろい人を選び、インタビューを行って動画とパンフレットを作成しました。インタビューでは、地域の人といろいろな話をし、繋がりができたことは良い体験となりました。

地域協働型教育成果報告会

地域協働型実践教育成果報告会 地域協働型実践教育成果報告会

京都府及び兵庫県の北部地域を中心とし、1年を通してさまざまなフィールドワーク活動を行い、その成果報告の場として年度末に地域協働型教育成果報告会を実施しています。1年生はグループごとに15分程度の発表を行い、2年生以上は、ポスターを作成し、取り組み内容について説明を行います。 
発表内容は、商店街の活性化、農業、交通、観光、教育、防災などテーマは多岐にわたります。本報告会は、地域の連携先や市民の方もお呼びして、本学学生の1年間の学びを報告する機会としています。

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