大学院地域情報学研究科

情報学による
高度な
課題解決能力を
身につける。
福知山公立大学
大学院地域情報学研究科
地域情報学専攻(修士課程)

学位名称:修士(情報学)、修士(学術)
入学定員: 20 名

情報学の深化をめざす研究開発に加え、
その成果を地域にねざした実践活動に適用することをめざす
福知山公立大学大学院地域情報学研究科を2024年4月に開設。

地域情報学研究科長メッセージ

 大学院地域情報学研究科は、情報学部・地域経営学部の研究を深化させ、情報学を基盤とした地域課題の解決をめざしています。理論研究にとどまらず、研究成果を社会実装し、地域に還元することも大きな目的です。地域に密着した研究活動を通じて新しい知見を得るとともに、その知識を地域での活動を通じて還元することをめざします。
 地域は大都市と比べて、さまざまな課題が社会に直結しやすいという特徴があります。しかも、地域の方々の解決に向けたエネルギーも強く、対話がしやすい環境でもあります。本研究科ではこれらの特徴を活かし、情報学に基づいた実践に役立つ新しい知見を得ることに加えて、具体的な価値を生み出すことも到達点のひとつと考えています。その実現のために、学生は1年次から地域をフィールドとして活動することにより、地域に密着した課題を発見し、2年次からは自らが設定した課題の解決のための研究・プロジェクトの実践をめざします。
 それらを踏まえ、本大学院は、課題やニーズを情報技術を駆使して実践的に解決・実現できる人材として巣立ってゆける環境を整えています。
 地域の未来、日本の将来を良いものにしたいみなさまの入学をお待ちしています。

倉本 研究科長/教授
倉本 到 研究科長/教授

大学院の特色

地域にねざした教育・研究の「2本の柱」地域にねざした教育・研究の「2本の柱」
実践的プロジェクトの成果による学位認定

学術研究による学位「修士(情報学)」だけでなく、地域での起業・共同開発事業等により、研究科での活動の成果を地域社会に実際に還元するための活動を通じて学位「修士(学術)」を認定するプログラムを有しています。地域とともに歩む大学院として、地域の諸課題を高度な技術・知識をもって解決することは大学院の目的のひとつです。情報学領域に関するより高度な専門知識を修得すると共に、情報学の各分野の研究成果を通じて、持続可能な地域社会の発展に寄与することができる課題探求と問題解決能力を身につけた者に対し、学位を認定します。

学びの内容

1.カリキュラム構成
カリキュラム構成カリキュラム構成

修士1年次では、情報学の学術的深化を学ぶための科目と、社会実践活動のための基礎知識を習得するための科目が配置され、情報技術による地域社会への貢献を実現するための素養を身につけることができます。さらに、修士学位をめざすためのプロジェクト・研究のための調査(主に北近畿地域におけるフィールド調査)を行う実習科目を配置します。
これらの成果を踏まえて、修士2年次のコース選択時に、情報学の先導的研究を旨とする「情報学研究コース」、情報技術による地域貢献を実践することを旨とする「地域情報プロジェクトコース」のいずれかのプロセスに軸足を定め、それらの実現・深化のための活動を行います。
情報学と地域実践の双方の知見がプロジェクト・研究に必要であることから、学生指導はその内容に合わせて、主指導教員と副指導教員の2名指導体制を基本としています。また、地域やプロジェクトの特性に鑑み、指導教員に加えて指導補助者によるプロジェクト・研究に対する支援を受けることができます。
なお、社会人の学び直しと学位取得を支援するため、在職したまま受講可能な社会人向け履修プログラム、および社会人特別選抜についても検討しています。

2.研究内容(例)

修士課程で実際に取り組むテーマは、地域課題を扱う実践的なプロジェクトから情報学研究までさまざまなものが想定されます。

  • 福祉とロボット
    福祉とロボット
    地域福祉活動にAI・ロボットを実践的に導入することに関する研究、中山間地域における遠隔ロボットによる福祉活動の実現、遠隔ロボット・AIによる福祉活動/プランニングに関する相談・支援などを実現
  • 教育のDX化
    教育のDX化
    タブレットなどの情報機器を用いた学習経過記録の利活用を積極的に展開。福知山市をはじめとした北近畿地域の小中学校教育を推進する活動に参加し、アプリ開発、ログを活用した学習分析を実施
  • 公共・観光のスマート化
    公共・観光の
    スマート化
    観光や防災、あるいはMaaSなどの分野における人流計測および人流データの解析を通じて、地域特性に応じたサービスの設計、実装に通じる基礎データ解析などを実現
  • AI・データサイエンス
    AI・データサイエンス
    由良川流域に代表される河川域の大規模浸水災害に対して、ICTを活用した観測網の構築をはかり、地域特性に応じた災害予測などに関する技術を研究開発
  • ICTによる防災
    ICTによる防災
    科学的機序やデータサイエンスに基づくシステムの研究開発、数理的手法を現代社会における諸問題の解決に適用するための基礎研究および応用研究などを実施

実践活動の体制

附属機関・センターとの連携

地域にねざした活動や実践的な活動を行うためには、各センターや地域との連携が欠かせません。本学の附属機関である各センターと連携し、発展的な課題解決をめざします。

  • 地域防災研究センター
    地域防災に関するプロジェクトや
    研究活動に関する実践
  • 国際センター
    国際交流に関する活動
  • 数理・データサイエンスセンター
    データサイエンスに
    関する研究等
地域組織との連携

このような地域を巻き込んだ実践的プロジェクト・研究活動においては、福知山市をはじめ、周辺の北近畿地域との協働が欠かせません。本研究科では、北近畿地域企業を含む国内外の企業との共同研究を積極的に推進し、実践的な問題解決を実現することをめざします。
また、これらの地域との産学連携を進展させるため、本学北近畿地域連携機構との連携を密にし、地域の発展や持続的進展の可能性を秘めた産業界・NPO等の地域組織と連携を効率的に図ることで、地域課題の解決など成果の実現をめざします。

  • 北近畿地域連携機構Kita-re
    北近畿の自治体・産業界、
    地域組織との連携

修了後の進路

本課程を通じて、情報学の深い知識と確かな技術に加えて、地域での実践プロジェクト経験で養われた広い視野と高いプロジェクト遂行力・課題解決力を備えた「地域にねざし世界を視野に活躍できるグローカル情報人材」として、北近畿地域はもちろん国内外での活躍が期待されます。

  • 就職
    就職
    情報関連企業の他、公務(国、地方自治体)、製造、金融、運輸、流通など情報人材を必要とするあらゆる業種
  • 起業
    起業
    実践的プロジェクト活動の展開や福知山市と連携したスタートアップ支援などを通じて新しいビジネスモデルや新産業を創造する起業人として活躍
  • 進学
    進学
    国内外の大学院博士後期課程への進学

授業料等

区分 入学金 授業料 実践・実習教育費等 合計
入学時 282,000円 282,000円
前学期分
(毎年4月末納入)
267,900円 20,000円 287,900円
後学期分
(毎年10月末納入)
267,900円 20,000円 287,900円
合計 282,000円 535,800円 40,000円 857,800円

福知山公立大学の卒業者は入学金が免除されます。

        

施設設備

所在地

〒620-0886 京都府福知山市字堀3370
公立大学法人福知山公立大学大学院地域情報学研究科

大学院施設
  • 1号館
    1号館
  • 2号館
    2号館
  • 5号館
    5号館

アクセス

福知山へのアクセス
京都市内・大阪・神戸からのアクセスも抜群

JR京都駅→福知山駅 最短75分
JR大阪駅→福知山駅 最短91分
大阪なんば→福知山駅 107分(高速バス)
神戸三宮→福知山駅  90分(高速バス)

福知山駅からのアクセス

福知山駅北口より京都交通バス堀循環線にて「平和公園下」
または「小谷ケ丘・福知山公立大学前」下車、徒歩6分。
福知山駅南口よりタクシーにて5分。
徒歩にて30分。

お問い合わせ

〒620-0886 京都府福知山市字堀3370
学務課 教務係
Tel 0773-24-7100 Fax 0773-24-7170
E-mail educational@fukuchiyama.ac.jp

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