地域経営学科で地域の問題について
様々な角度から学びました
地元は滋賀県高島市。近隣が長浜市という観光地であり、大学進学時には観光系の勉強をして将来はツアーコンダクターになりたいと考えていたので、観光分野が学べる福知山公立大学を選びました。地域について関心を持ち出したのは、2年生のゼミで自分の地元について考えるというテーマを選んだことがきっかけ。地域に役立つことをテーマにした方が具体的な形で地元にフィードバックできるのではと考えたことからです。
観光地の住民の目線から問題を捉え、
地元のためになるテーマを取り上げました
具体的なテーマとしては、観光客がもたらす公害、例えば大量のゴミの発生や民泊で騒ぐなど、住民に悪影響を及ぼすオーバーツーリズムについて、地元の高島市ではどのような状況かを調べ、それについての対処案を考えました。高島市の観光地、メタセコイア並木の周辺道路でのスピード違反や違法駐車などを取り上げ、地元での実態調査活動を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で断念せざるをえませんでした。そこで急遽テーマを変更し、「アドベンチャーツーリズム」について調べました。言葉だけ聞くと、冒険的でアクティブな観光を連想しがちですが、例えば北海道でのアドベンチャーツーリズムでは、スポーツ的な体験以外にアイヌ文化に触れるようなことも含まれます。このように定義の広いアドベンチャーツーリズムに、高島市の観光スポットや観光産業が該当するのかをテーマにしました。
大学で学んだことを活かして地元に貢献したい
地域を意識した研究に取り組むうちに地元のために大学で得た知識や経験を役立てたいと考える様になり、就職先として高島市役所を志望し、採用試験に合格、上級一般事務職として入職することになりました。2年次から大学で開講している公務員等試験対策講座を受講し、3年次から試験対策として憲法や経済学などの専門科目や教養科目を本格的に勉強し、面接対策にも力を入れました。大学のキャリアサポートの方には、面接カードを何度もチェックしてもらい、サポートのありがたさを感じました。
今後は、高島市職員として地元に貢献できる存在になりたいと考えています。持続可能なまちづくりをめざし、市民の方々と協働し、サポートする役割を果たしたいと思っています。
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