森 禎弘 教授
- 専門分野
- 制御工学、システム工学
- 主な担当科目(学部)
- 微分積分、数学演習
- 主な担当科目(研究科)
- ハイブリッドダイナミカルシステム
最終学歴 | 京都工芸繊維大学大学院博士前期課程電子情報工学専攻修了 |
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学位 | 博士(工学) |
自己紹介 | 大阪で生まれましたが、父の仕事の関係で日本全国を転々としました。最後は大阪に戻ってきて、以後関西で育ちましたが、”真の関西人”にはなれなかったようで、ボケや突込みはできません。小学校のころから数学や理科などの理系の科目が好きでしたが、高校生の時に読んだ「星を継ぐもの」という本に影響を受け、研究・開発職につきたいと思うようになりました。京都工芸繊維大学に入学し、卒業研究は、モノを思い通りに動かすための理論を学びたくて制御理論の研究を行いました。修士修了後、そのまま母校の教員になり、制御理論やその応用の研究を行ってきました。音楽が好きで、最近はジャズやフュージョンをよく聴いています。 |
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- 座右の銘
- 高く登ろうと思うなら、自分の脚を使うことだ。
研究の キーワード | ダイナミカルシステム、制御システム、感度解析、セルオートマトン、シミュレーション |
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研究の概要 | 私の研究では、ダイナミカルシステムを対象にしています。車はダイナミカルシステムの一種です。車は急に止まれず、あるところで止まるためには事前にブレーキを踏んで速度を落としていく必要があります。このような、対象のモノをうまく動かすコツを数式やアルゴリズムで表現するための研究しています。このコツを表現した数式やアルゴリズムをコンピュータに実装すると、モノをうまく動かす装置である制御器が完成します。コンピュータで制御器を実現できない場合もあります。細胞内にコンピュータを実装することはできないので、細胞内の化学反応を制御するための制御器の設計法、つまり必要な物質を必要なだけ生成する細胞を作るためにはどのような化学反応を組み込めばよいかを決定する方法を研究しています。また、世の中には様々なリズム現象があります。それらの現象はダイナミカルシステムで、その解析法の研究も行っています。これらの他に、高速道路の車の流れについての研究も行っています。高速道路上の車の動きをセルオートマトンモデルで表現し、このモデルを用いたシミュレーションによって、将来増えてくるであろう自動運転車の交通への影響を調べたり、渋滞を緩和するために自動運転車に付け加える運転規則を研究しています。 |
研究テーマ |
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所属学会 | 計測自動制御学会、システム・制御・情報学会、IEEE |
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研究シーズ(相談可能な領域) |
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制御工学は、生活やモノづくりの様々なところで使われています。うまく動かすためにどのようにすればよいか困ったときはご相談ください。一緒に問題に取り組んでいきます。