川添 信介 学長
- 専門分野
- トマス・アクィナスを中心として西洋中世スコラ哲学
- 主な担当科目
- 哲学
最終学歴 | 京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学 |
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学位 | 博士(文学) |
自己紹介 | 九州佐賀県唐津市の生まれですが、京都大学入学以来ほぼ京都市周辺で生きてきました。大阪市立大学を経て京都大学で教育研究を行い、理事・副学長を務めて2020年9月に退職した後は、京丹波町に住んでいます。図らずも福知山公立大学でまた仕事をすることになり、義父の故郷で何度か一緒に行った夜久野をまた訪れたいと思っています。専門領域としては西洋中世スコラ哲学という古臭い世間離れした学問に取り組んできましたが、哲学そのものはいつも「現在」と結びついているし、そうでなければならないと考えています。 |
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- 座右の銘
- 一言の「座右の銘」が存在し得るほど世界は単純ではない
研究の キーワード | 哲学、西洋中世スコラ哲学、認識論と心の哲学、倫理学 |
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研究の概要 | 西洋近世哲学の祖デカルトから研究をはじめたが、近世とは異なる哲学のあり方へと関心を移し中世スコラ哲学、とりわけ13世紀のトマス・アクィナスの思想を研究してきた。キリスト教神学者であるアクィナスにおける神と世界の関係、人間の認識に対する非近世的理解、二元的であるとともに一元的でもある心身関係の問題、行為の規範としての自然法の問題などを主な研究テーマとしてきた。 |
研究テーマ |
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所属学会 | 中世哲学会(前会長)、日本哲学会、関西哲学会、国際中世哲学会(SIEPM) |
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研究シーズ(相談可能な領域) | 直接的な研究シーズはありませんが、組織内で「批判的思考・クリティカルシンキング」の研修が必要であればお手伝いできるかと思います。 |
福知山公立大学の教育研究活動のすべてをユニークな「福知山モデル」として実現し地域に貢献するために、大学全般を運営してゆくことが私の第一の責任です。哲学というある意味「けったいな学問」はすぐ目に見える形で「役立つ」わけではありませんが、どんな現場、どんな領域でも「じっくり徹底的に考える」訓練となることで、思わぬイノベーションを生み出す可能性があります。哲学的思考に関心のある方は声をかけてみてください。